おはようございます。なんだか今日は暑くなりそうな予感がしますね。明日からは7月・・・これから夏本番を迎える前にお店では風鈴や蚊帳など売られています。昔の人はエアコンや冷蔵庫もなく、いかに涼しく過ごすか考えたのでしょう。昔々のお話ですが、江戸時代、加賀藩主が徳川将軍家に献上するため、天然の氷雪を氷室とよばれる小屋に貯蔵し、6月の末に江戸に届けていたそうです。氷室から氷雪を取り出すのが今日6月30日で「氷室開き」と言われています。今の石川県から東京まで溶けないように、むしろと笹の葉で幾重にも包み、通常10日かかる距離を4日間かけて運んだとか。人力スゴイ!!
ところで、氷を削って食べるカキ氷はこの頃からあったのではなく、実はすでに平安時代からあったそうです。清少納言は枕草子で「あてなるもの。…削り氷にあまずら(ツタの樹液を煮詰めた甘味料)入れて、あたらしきかなまり(金属製のお椀)に入れたる。」と、記しカキ氷の涼しげな様子が優雅だと言っています。また、紫式部も、「源氏物語」で宮中の女房たちが夏の夕暮れ時に氷室から取り出した氷を割って、額や胸などに押し当てて涼をとる様子などを記しており、この時代からすでに氷は存在していたようです。暑い季節、みんなから愛されるiceだったんですね🍧
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